残暑厳しき折、エアコンネタなんかいかがでしょうか。
未だに根強い人気のコカングー。
エアコン故障には色々ありますが、簡単なところでガス漏れ。
簡単といってもコンプレッサーやコンデンサー(ラジエターの前にある)から漏れると
修理費も高価になります。
今回はそれ以外、
比較的安価な修理である(であろう)パイプなどのつなぎ目(パッキン)からの漏れ。
☝で安価と書きましたが、
今回ご紹介するのはパッキンからの漏れでもちょっと厄介な部分。。。

☝パイプ下の奥の方に黄緑色の液体が見えると思いますが、
これはエアコンサイクル内に漏れ検知の蛍光剤を入れている為。
と、いう事はこのあたりからガスが漏れていることになります。
この場所はエバポレーターといって、
基本車室内側にあるラジエターの小さいヤツ。
このエバポにブロアで風を当てて車内に冷風が出る仕組み。
コカングーやルーテシア(クリオ)2等ではワイパーリンクがあるところに鎮座してます。


ワイパーリンクやカバー等色々取り外して、知恵の輪状態でユニットごと取りだします。
基本部品としてはユニットASSYの供給です。
(お幾らなのかは知りませんw)
エバポ本体からの漏れだとASSY交換ですが、
つなぎ目からの漏れだと思われるのでケースを上下半分に分割して
エバポを取りだします。




ん~、やはりつなぎ目が怪しいですね~。

お~、ボルトで外れます(^^)
☟この2つのパッキンに適合するパッキンを探して交換。



エバポケースもキレイに洗ってエバポASSYを組み上げます。
ここからが大事!
このケースにはブロアファンも付いてます。
なので、
内気循環の時には車内のエアーを一旦車外にあるエバポケースに導いて
車両真ん中付近の穴から車内に入れます。

☝真ん中にある四角い大穴。
このエバポケースASSYがある場所は車外で、無論雨が降ると濡れます。
(洗車しても濡れますよ(笑))
と、いうことは
内気循環用の穴とブロアからのエアー導入口の大穴にはパッキンが必要です。

モチロン再使用すると雨漏れの可能性があるので
防水パッキンを貼り直して取り付けます。
このエバポから漏れるのは
1.6Lになったカングーの途中から。
(正確にはわかりません)
システムのサプライヤーは・・・・・

某日本国の有名メーカーwww
このメーカー以前はValeoだったんですが、
そちらは漏れた個体を診たこと無いです(^^)
(造りが違います)
まぁOE供給なんでしょうけど、わざわざイメージダウンです(笑)
以前コカングーやメガーヌ、ルーテシア2なんかで
イグニッションコイルのリコールがあったんですが、
リコールかかる前のパーツもこのDENSOというメーカーでした。
実際よく壊れてました(-_-;)
リコール後はBERUというメーカーになってます。


最初は「怪しいメーカーだなぁ・・・」と思ってましたが、
以外や以外(笑)
ほとんど不具合もなく良いメーカーという認識に(*^_^*)
それでも経過年数、距離も皆さん伸びてきて
ぼちぼちコイルがダメになるケースも出てきてはいます。


☝リークしたり、不発になったり。
なので、
日本メーカーの部品だから安心ということはありません(笑)
(むしろ酷い?・・・)
それは大昔の話、イヤ、神話です(爆)
▲ by french_garage | 2016-08-23 14:43 | カングー(Kangoo) | Trackback | Comments(2)