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グランカングー絶不調・・・その⑦

グランカングー絶不調の続きでも書いてみます(^-^;
すでに故障発生から1年過ぎましたが(笑)
現在は元気に走っております。


夜遅くにレッカーしていただいて、その日は屋外に駐車。
他のユーザーさんのお預かり仕事を一段落させてから
数日後工場の奥へ移動しようとエンジン始動。


んっ、?始動性悪し・・・・
今にも止まりそうな感じ。。。

なんとか軽くアクセルを煽りながら
半クラ多用して工場内へ移動。
最終的に燃料系統に絞って診ていくことにします。

すでにこここまで不調が発生してから1か月超。
それまでに集めた資料や走行ログデータ☟
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この資料の中でTEST14と15の燃料系統で診てみます。
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で、一応最終的な判断としては
高圧ポンプにあるフローソレノイドという部品またはそれに関係するところに問題がありそうです。
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☝青い囲みがフローソレノイドで赤い囲みがプレッシャーソレノイド。
(だったと思うw)
プレッシャーソレノイドは行き側、
つまりコモンレールへ流れる燃料圧力を制御しているバルブ。
フローソレノイドはその名の通り、
余った燃料をタンクへ戻す量を制御しているバルブ。
グランカングー(ルノー)では各インジェクターからそれぞれフローするホースが出てますが、
クルマ(メーカー)によってはコモンレールから一括でフローするタイプも有り。
(☝こっちが一般的かも)

ひとまず高圧ポンプを確認してみます。
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Continental製でMade in Czech Republic(チェコ共和国)。
今時のパーツはQRコードで色んな情報が見れるようです。
コンチネンタルと言えばタイヤですが、
今や自動運転技術等も開発する巨大サプライヤです。
すでにブレーキ部門のTeves社を傘下に納め、
近年ではSIEMENSから自動車電子部品部門のVDOを買収し
ABSやESCなどの電子制御開発も積極的にやっているようです。
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☝これはコモンレール。
無論同メーカーですが生まれはGermanyです。
見ての通りグランカングーのコモンレールシステムはECU(エンジンコンピュータ)含め
全てContinentalのシステム。

この高圧ポンプはタイミングベルトで駆動されてますので、
必然的にタイミングベルト関係を取り外すことになります。
と、いうことはそのあたり一式交換するということですね。
(タイミングベルト等は再使用不可)
この時新車から3年半、約35,000kmくらいだったでしょうか、
ちょっと早いですがタイミングベルト関係もごっそり交換します(;'∀')

その模様はまた次回の講釈で。
(いつになるかは未定ですがw)


by french_garage | 2018-03-11 15:29 | オレのカングー  

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