バッテリー上がりの落とし穴?
先日、
某◇◇◇からの緊急要請により
バッテリー上がりのクルマを救援に向かいました~。
到着して現車を確認すると
リモコンドアロックも反応せず・・・
ルームランプも点灯しないほどの状態。
「完全なるバッテリー上がり」の状態でした。。。
その前の週にJAFにてジャンピングされて
充電する為に1時間ほど走って駐車場に。
その後数日間クルマは動いていないとの事。
バッテリーを持って行って
その場で交換することも可能でしたが、
ちょっと調べたいこともあったので
とりあえずジャンピングして工場へ。
バッテリーは4年モノで、寿命といえば寿命。(走行距離は1万キロくらいですが・・・)
バッテリーテスターでもアウト!の判定。
と、いうことで
バッテリーは交換します。
ちなみに、
S.B.Tでは、ルノー車及び欧州小型車用のBOSCHバッテリーを
即日対応できるように在庫しています。
また、
バッテリーの鮮度を保つ為
メーカーの協力により、在庫が一定期間を過ぎる前に
全て新品と入れ替えていますので、いつでも新鮮な状態で取り付けることが可能です(ピチピチ!)
バッテリー交換後
クランキングも軽く、始動性は良好!
テスト走行した感じも”クルマが軽くなった”ように感じます。
コレ↑は、バッテリーが良好な状態だとオルタネーター(発電機)の負担も軽くなるので
エンジン負荷が減って軽快に感じられるのでしょう ♪
さて、
これで納車OK ♪~
ではなく、
念のためオルタネーターの発電量(バッテリーの充電量)も調べておきます。
全負荷時(ヘッドライトやエアコンON)でコレくらい↑発電してれば問題ないでしょう ♪
(アーシング済みなので、妙に安定してます)
さぁ、納車しましょう・・・・・
と、思ったのですが、
もうひとつ気になることがありまして・・・・・
それは、
バッテリーを取り付けるときに
+プラスターミナルを取り付けて-マイナスターミナルを取り付けるのですが、
その際に「バチバチッ!」っとちょっと多めにスパークするんです w(゚ロ゚)w
そこで、”暗電流”なるものを測定します。
この”暗電流”とは
イグニッションOFF、ドアロックした状態(普段駐車している状態)で流れている電流のことで
時計やオーディオ、各コンピューターなどのバックアップ用で使われている電気のことです。
何かの不具合でこの消費電力が多いと
バッテリーの-マイナスターミナルを取り付けるときに激しいスパークが発生します(滝汗)
一般的に”暗電流”は200mA以下なんて言われているようですが、
私の経験では50mA前後がフツウではないかと思われます。
では、早速”暗電流”の測定です。
まずは電気の流れを安定させる為に
少し走行します。
戻ってきてエンジンを止め、ドアロックをして5分ほど待ちます。 Please Wait!
(その前にボンネットを開けておきましょう(爆))
測定方法は色々あると思いますが、
バッテリーのマイナス側とターミナルの間に電流計(電流モードにしたテスター)をセットして
ゆっくりとマイナスターミナルをバッテリー端子から外します。
これで、テスターを介して電気が流れている状態になり測定できます。
”暗電流”の測定結果です↓。
オドロキの300mA超え (゜ロ゜)ギョェ
「ビンゴ!」でしたねぇ~。
って、大変なのはこれからで
その原因を探らなくてはいけません・・・(悩)
まずは良くある不具合箇所として
オーディオから疑ってみましょう。
こういう場合は”切り分け”といって
疑いのある電装品のコネクターを外したり、フューズを外したりして不具合箇所を特定していきます。
オーディオという目論見は・・・
見事にハズレて玉砕・・・(泣)
次に疑ったのは
マサカの
CDチェンジャー。
カプラーを外して
”暗電流”の測定したところ・・・
Oh! ビンゴ~ \(^ ^)/ バンザーイ
激減の”暗電流”にもオドロキ (*゚0゚)
今回の故障探求はこれくらいで済んだのでホッとしました。
とりあえず、CDチェンジャーの配線は外しておくことにします。
あ、
最後にこのクルマは
ゴルフⅢでした~ ♪
by french_garage | 2011-04-03 11:45 | その他の車たち