クリオV6 タイミングベルトの続き・・・。
クラッチもついでに交換です。
じゃ~ん。
走行距離が距離なので(2万5千キロ)ディスク自体の磨耗は酷くありません。
コレ↓はクラッチカバーなんですが、
〇印の部分3箇所にスプリングがあるのが分かるかと思います。
上の画像はすでにセットしたものですが、
最初の画像を見てもらうと分かるとおり
一旦使用したカバーのスプリング部分は伸びています。
最近、ルノーのクラッチしか見てないので
他にこんな機構のモノがあるのか分かりませんが、
多分Clio V6以降の油圧式クラッチには
クラッチカバー内に自動調整機構が備わっています。
(メガーヌ2など・・・)
実は、新品のクラッチカバーは
ちゃんと最後までリセットされていない状態で箱に入っていまして、
新品のカバーを組み込むときも
SSTなどを使用してプレッシャープレートを圧縮し
スプリングのところにある3箇所のツメを反時計回りに回してセットしなおします。
このリセットをしないで組んでしまうと
早めに”クラッチがスベる”という症状が出るそうです。
(ウワサでは2~3万キロで。。。)
そして、
このクルマには”パイロットベアリング”も付いているので同時交換です。
レリーズベアリングもこんな↓構造になっています。
これは、レリーズシリンダー(油圧部分)と一体になっているので、
この部分からフルード漏れを起こすと
必然的にミッションを降ろさなくてはなりません。。。(泣)
(とーぜん、その場合はクラッチも交換しましょう)
ですので、
モチロンこのレリーズベアリング&シリンダーと
右側のエア抜きブリーダー部分のパイプもベルハウジング内にあるので同時交換しておきます。
サーモハウジングも脱着しましたので
サーモスタットも交換しておきます。
結構サビが出ていて
ハウジング内のパッキンが固着してました(汗)
コレ↑はブローバイパイプですが、
経年劣化からか、破損してましたので交換です。
さて、
あとはエンジン搭載位置を微調整しながらボディーをリフトで下ろしてきます。
あ、
エンジンを降ろす際にはボディーとリフトを固定しておかないと
バランスが保てなくて落ちてしまう可能性があるので気をつけましょう。
(ってDIYではやらないですよね?)
迫力のリヤビュー
クリオV6自体、走行距離が少ないものが多いですが
タイミングベルト未交換でのトラブル(エンジン損傷)も出ているようです。
実際取り外したタイミングベルトをみても
目だった亀裂や損傷、著しい劣化も無いように見え
まだ大丈夫そうな気配でしたが
ベルトのテンション(張り)は少し緩めで
見た目では判断できないところに落とし穴があるように思われます。
今回のクルマも奇跡的な9年だったのかもしれませんね~。
エンジン損傷となると
やはり修理されない方向で、
やがて部品取り~スクラップになってしまうと思うと
タダでさえ希少なクルマが少なくなるのは・・・・・なんだか忍びないので
どーか、適宜メンテナンスをお願いします!
ルーテシアの中古車もヨロシクです (^^*)
by french_garage | 2011-01-26 21:34 | ルーテシア(Clio RS&V6)